ブロッコリーって独特のえぐみがありますよね。
大人になってくるとそのえぐみもまた美味しさと感じてくるのですが、子供にとってはこのえぐみが嫌でブロッコリーが嫌いという子も多いです。
特にブロッコリーはレンジでチンをすると、えぐみが出るような気がしますが、これは本当なのでしょうか?
結論から言えば、本当です。
ブロッコリーには栄養もたくさん含まれているので、できたら美味しく味わって欲しいですよね。
ここでは、ブロッコリーをレンジでチンをする際に出るえぐみについて解説をしていきます。
ブロッコリーをレンチンすると「えぐみ」が出る理由
ブロッコリーですがレンチンをするとえぐみが出る気がしますが、これは本当なのでしょうか?
ブロッコリーのえぐみの成分ですが、イソチオシアネートと呼ばれる成分です。
ブロッコリーはアブラナ科に属する植物であり、このアブラナにはイソチオシアネートと呼ばれる苦味成分が含まれています。
確かにブロッコリーのえぐみは菜の花を食べた際の苦味と同じ感じがしますね。
イソチオシアネート自体は、植物が虫から身を守るための成分であり、人体に影響はありません。
むしろえぐみには、抗酸化作用が含まれており、アンチエイジング効果や生活習慣病などを予防する効果が期待できます。
またブロッコリーにはイソチオシアネート以外にも、ミシロナーゼと呼ばれる成分も含まれています。
この成分は生のブロッコリーに多く含まれている成分であり、より苦味を感じやすくなっています。
ミシロナーゼは火に弱いので、しっかり加熱をすれば取り除くことができます。
ブロッコリーですが、レンジでチンをするとえぐみが出る理由としては、火が中まで通りにくいことが挙げられます。
ブロッコリーをレンジでチンをすると、手軽に火を通すことができますが、芯までしっかりと火を通すことが出来ないことが多いです。
その結果、ブロッコリーの苦味成分である、ミシロナーゼが残ってしまいえぐみを感じやすくなっていきます。
ブロッコリーのレンチンによる「えぐみ」の対処法
それでは、そんなブロッコリーのレンチンによるえぐみの対処法を紹介していきます。
ブロッコリーを茹でる
サラダなどにブロッコリーを使う場合は、確かにレンチンは手軽です。
ただ、ブロッコリーをレンチンをすると芯まで火が通らなくて、上記のようにえぐみが残りやすいです。
なので多少面倒でも、ブロッコリーをしっかりお湯で茹でるようにしましょう。
しっかり火を通すことで、ミシロナーゼが無くなるのでブロッコリーのえぐみを感じにくくなりますよ。
また、ブロッコリーを茹でる際に塩を多めにお湯に入れるようにしましょう。
そうすることで、ブロッコリーのえぐみが抜けやすくなるだけでなく、ブロッコリーの甘さが引き立たされます。
ブロッコリーを茹でた後に切る
ブロッコリーを茹でた後に切ることで、より効果的にえぐみを抜くこともできます。
ブロッコリーの茹でやすさを考えて、切ってから茹でることが多いですが、順番を逆にしてみてくださいね。
なるべく新鮮なうちに食べる
ブロッコリーのえぐみですが、日にちが経つほど感じるようになっていきます。
日にちが経ったブロッコリーの場合は、対策をしてもえぐみが残ったままのことも多いです。
なので、ブロッコリーを食べる際にはできるだけ早く食べるようにして、えぐむを感じないうちに食べ切るようにしましょう。
ぜひブロッコリーの対策をしっかりして、美味しくブロッコリーを食べるようにしてくださいね。
まとめ
ブロッコリーですが、レンチンをするとえぐみを感じやすくなります。
その理由としては、ブロッコリーの苦味成分であるイソチオシアネートと、ミシロナーゼを感じやすくなってしまうからです。
ブロッコリーのえぐみの対処法としては、
- ブロッコリーを茹でる、
- 茹でてから切る、
- 早いうちに食べる
などが挙げられます。
ぜひブロッコリーのえぐみ対策をして、美味しくブロッコリーを食べるようにしてくださいね!
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