まず盆提灯って一体なに??
って思う人は結構いるんではないでしょうか。
私は実家が地方の田舎なので
お盆は仏壇近くに、この盆提灯があったのをよく覚えています。
小さい頃からお盆になると必ず見てましたし
これを見ると‘お盆だなー’と思っていました。
うちのは回るタイプで、夜になるとスイッチで電源を入れて
光の影がゆっくり回っていたのが印象的です。
では、この盆提灯がどんな風に使われてどんなものなのか
お教えしたいと思います。
盆提灯はどんな時に必要!?
最近では核家族化が進んでしまって
祖父母のいる実家に帰って、仏壇に手を合わせるという機会が減って
この盆提灯って何だろう、と思う事すらないのでは?と思います。
そう、これはお盆の時に使うもので、
この‘盆提灯’はそもそも先祖や故人の霊が迷わずお家に帰ってくるように、
と目印の為に飾っているものです。
これが大事な迎え火、送り火となるそうです。
また、故人の冥福を祈り感謝の気持ちを込めた
お盆の供養を表すものです。
そして、この提灯も置くタイプと吊るすタイプがあるんですね。
確かにこの盆提灯が横にあるだけで
仏壇が華やかになり、周りには色とりどりのお花やお菓子が並んで
私はあの雰囲気が好きなんです。
好きというのも変ですが
田舎だと夜は街灯もなく、外は真っ暗なんです。
この光が灯っていると、子供の頃でも
自然と夜が怖くなかったんですよね。
ちなみに盆提灯を見たことがない、という人はこちら
参照させていただいたサイトに
写真が載ってますのでぜひ見てみてください。
↓
盆提灯に家紋を入れるのは一般的!?
故人が迷わず帰ってくる目印として、盆提灯を飾ることがわかりましたが
基本、新盆の家では白提灯を窓際や玄関先に吊したりするそうです。
その喪主の家が提灯を用意するそうですが
現在では毎年使えるように家紋入りや飾りが入った提灯を飾るのが
一般的になっているそうです。
なので白提灯は初盆の時だけで、これは終わったら燃やしてしまうらしいので
初盆をすでに迎えられた方は、家紋入りにするのも良いでしょう、ということですね。
家紋が入っている方が、最近では人気があるそうですし
お家の前に家紋入りの提灯が飾ってあるのを想像すると
(私も自分の家の家紋がどんなのかがわからないですが)
何となくそっちの方がいいな、と思います。
けれどこれは個人的な意見なので
家紋ではなく、絵柄が入っているものを
選んでもいいでしょうね。
ともかく盆提灯のことを理解した上で迎えるお盆は、
またちょっと違う気持ちで先祖様を迎えられるのではないでしょうか。
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