夏休みには「流しそうめん」を毎年楽しむというご家庭も多いのではないでしょうか?
日本独特の風流な竹を使って食べるそうめんは、格別です。
私も娘が小さい頃は良くやっていましたが、竹を実際に自分のうちでカットするにはちょっとした注意点があるのです。
今日はせっかく使おうと思った竹に、カビが生えていた時の除去法についてもお話ししていきます。
竹の白カビ
竹の林が以前うちの裏にあって、それはそれは涼しげで大好きな場所でした。
そこでよく見たのが竹の根っこのあたりにある白いカビ。
これは発酵ものの土壌改良剤として使われたりするようで、結構役に立つものだったのですね。
でも竹製品にできた白カビはやっぱり落としたい。
こんな白カビは表面だけの場合がほとんどなので、中性洗剤を使ってブラシで擦りながら洗い流しましょう。
意外と簡単に落ちるはずです。
竹の黒カビ
流しそうめんに使う竹などに生えた黒カビを除去したい場合は、
・お酢と水
お酢と水を半々くらいに混ぜたものに、カビの生えている場所を5分ほどつけておきます。
その後ふきんなどでゴシゴシこすっていくと、どんどん黒カビが取れてきますよ。
そして風通しの良い場所に置いて、乾かすようにしましょう。
・アルコールを使う
まずアルコールで流してから、中性洗剤でブラシを使いながら良く洗います。
その後良く乾かしてから使いましょう。
竹のカビの毒性は?
竹のコップやすだれなどに生えたカビは、カビ毒を産出しないと言われていて比較的安全です。
健康な人ならそれらを使って何かを食べても、食中毒になる事はありません。
ですが、その竹にカビが生えたという事は、同じ環境で保管された他のものにも影響がある可能性があるので、注意は必要です。
流しそうめんの竹を作りたい時
・竹を手に入れる
今年は自宅で流しそうめんをやるぞ!と思っている方。
そうめんを流す竹がまず必要ですね。
伐採しても良いよと許可が出ている場所なら、竹をカットして持って帰って来れます。
もう随分昔の話しで時効だと思いますが、私が小さい頃に父がドライブ中に見つけた竹林に入って行って、竹をカットしてきた事がありました。
もちろん許可されていなかったのでご近所さんが出てきて、こっぴどく父は怒られていましたよ(笑)
最近はホームセンターでも竹が売ってあるので、チェックしてみましょう。
大きさは両手で回して掴めるか掴めないかの大きさが、流しそうめんには適しています。
ある程度の大きさがないと、水とそうめんを同時に流せませんからね。
長さは5mもあれば充分だと思いますが、ご家庭によって選んでください。
・竹を割る
竹の割り方はとっても気持ち良いですよ。
だいたい竹の丸さの6:4になるように、定めをつけてナタを当てます。
そのナタを金槌でトントン叩きながら、裂くようにして割っていきます。
途中からバリっと自分で割れると思いますが、とっても気持ち良いです。
・節を叩く
中は竹の節が見えると思います。
この節があるままだと、そうめんが流れないので節をとる作業が必要です。
金槌でドンドン叩くようにしていくと、簡単に取れます。
節がたくさん端の方に残った場合は、ノミなどで削ってスムーズにします。
でも少しくらいデコボコの方が、そうめんの流れが変わって見てても楽しいです。
後端っこやカットした断面にささくれがあったら、紙ヤスリなどで削っておきましょう。
お子さんが触った時などに、怪我をしないようにです。
割ったばかりの新鮮な竹は驚くほど清潔ですが、念のため中性洗剤で洗い流して風通しの良い場所で乾燥させましょう。
・流しそうめんの台を作る
同じような要領で、ナタと金槌を使って細い竹を3本に割ります。
細い竹はある程度割るのが、簡単だと思います。
そして麻紐などで縛ったら、カメラを乗せる三脚のように足を三方に広げます。
そうめんを高いところから低いところに流さないといけないので、高い、中くらい、低いものを作っておきます。
竹を重ねながら置いてみて、傾斜を確認しましょう。
あまり傾斜がありすぎてスピードが速いと、子供などはそうめんをすくっても食べる暇がないので、一番下にたくさんそうめんが残ってしまいます。
緩やかな傾斜を設置して、何度か試してみたら良いですね。
・他に流せるものある?
よくレストランで冷やしそうめんを頼むと、フルーツが乗ってきますよね。
なので缶詰のピーチやオレンジ、チェリーなどを流すと色どりが綺麗で子供も喜びます。
糸こんにゃくやキュウリの千切りなども、おもしろいところです。
・めんつゆをあちこちに置いておく
流しそうめんを食べていると途中で何度もつゆが薄くなります。
あちこちにめんつゆのボトルを置いておくのも、大事です。
・使った後は?
使った後はまた洗って、良く乾燥させましょう。
きちんと乾燥させると来年も使えるチャンスありです。
・人口竹のそうめん流し
どうしてもカビが気になる人は、こんな見た目普通の竹そっくりの人口竹もあります。
これだと腐りませんし、毎年繰り返し使えます。
まとめ
竹に生えたカビはカビ毒が含まれていないため、健康な人が使っても毒性はほとんどありません。
ですが流しそうめんのための竹にカビが生えた時は、お酢と水を混ぜたものにつけておいて拭きあげるやり方と、アルコールで流してから中性洗剤で洗うやり方がありました。
どちらにしても竹を割る時は、その日に割った新鮮なものが安全ですね。
コメント
[…] […]