日本の夏は蝉の鳴き声がなくちゃ!と思っている人も多いでしょう。
でも私の娘が小さい頃、木にいる蝉を捕まえようとしたらいきなり飛んできておしっこを引っ掛けられました(笑)
私は笑っていましたが、それが小さい子にとってはトラウマになり蝉が怖くなってしまったのです。
このように蝉が怖いという人も実は少なくないのです。
そんな蝉は大体何月ごろから、何月ころまでいるものなのでしょうか?
蝉の始まりから終わりの時期
日本で良く見られる蝉からご紹介していきます。
・ミンミンゼミ
日本で蝉と言えば「ミンミンゼミ」ですよね。
体長は3〜4cmで7月から9月上旬が彼らの時期です。
・アブラゼミ
この蝉もポピュラーですね。
体長は5cmくらいで7月上旬から、9月上旬までが彼らが活発に鳴いている時期です。
・クマゼミ
日本ではでっかいクマゼミ。
体長は7cmにもなる大きさで、7月下旬から8月上旬とちょっと彼らの時期は短期間のようです。
・ツクツクボーシ
これも「ツクツクヨーシツクツクヨーシジー」って感じの変な鳴き方をする蝉として有名ですね。
少なくともこんな風に私には聞こえます(笑)
だからツクツクボーシという名前なのですが、そんな風に鳴いてるかなぁ?
体長は3cmくらいで、他の蝉がいなくなった8月下旬頃から10月上旬頃まで見られるようです。
・ヒグラシ
体長は3cm以下のもいて、小さくて可愛いサイズの蝉。
彼らの鳴き方を真似するのは難しいけど、テレビやコマーシャル、映画の夏の場面での蝉の声で一番聞かれるのがこの蝉ではないかと思われます。
この鳴き声を聞いたら、「日本の夏の夕暮れ」を思い出します。
彼らの時期は結構長く、6月下旬から9月の下旬まで鳴き声が楽しめます。
テキサス州での蝉は?
・エゾゼミ
私が日本からアメリカのテキサスに移住してからは、田舎なので自分の庭ででっかいクワガタやカブトムシを見つけて、「わ〜弟がよく捕まえてた!」と興奮していました。
すると私のアメリカ人夫が「え〜何でこんな昆虫を?」
と不思議そうな顔をするんです。
テキサスの夏はものすごく長い!
4月から11月くらいまで暑いんです。
それである夏の日に気づいた!
「あれ?これ蝉の声?」
なんかジージー聞こえるんです、うちの庭の木で。
夫に興奮して「これ蝉の声?」と聞いても「わかんないよ!」というばかり。
で、外に出たら蝉の抜け殻や死骸を見つけたので、やっぱり蝉だった事がわかりました。
夫にしてみると、私がなぜ蝉を見て興奮しているのか理解できない様子なのです。
聞いてみるとアメリカには蝉を捕まえる子供の遊びはないというのです。
ま〜可愛そう、自然がこんなにたくさんあるのに子供は蝉をとる楽しさを知らないんですね。
でもアメリカの子供たちも蝶々やトンボ、てんとう虫やおたまじゃくし、そしてトカゲなどは捕まえて遊んでいるそうです。
私がちょっとハマったのは弟のせいで、弟が小さい頃家の近くの山に行って昆虫を捕まえては、誇りに満ちた顔で帰ってきていました。
そして私が小さい頃の夏休みの朝は、決まってこの蝉たちのうるさい鳴き声で目覚めたものなのです。
夫はこの蝉の鳴き声が耳障りと言いますが、私が聞いた時は日本の夏を思い出させてくれて、思わず涙が出そうなくらい感動したのです。
こんな風にお国柄で、蝉について全く興味を持たなかったりするんですね。
また違ったカルチャーショックでした。
蝉が怖い人もいる
始めにお話ししたように私の娘が小さい頃、蝉との苦い思い出があってそれがトラウマになり、蝉の声を聞くと怖がるようになりました。
他にも娘のお友達が学校から帰ってくる時に毛虫が肩にくっついてしまい、一緒に帰っていた私の娘も恐ろしくて取ってあげる事も出来ず。
家に帰り着くまで片道30分の道のりを、2人でワーワー泣きながら帰ってきた事もありました。
その後、娘もそのお友達も毛虫をみると、ものすごく怖がっていましたね。
でもその後小学校の授業で毛虫が蝶々になる事を勉強した娘は、毛虫からのトラウマを脱出し平気になったのです。
娘も日本からテキサスに引っ越してきて、日本の全てが恋しくなったようで、私の家に来た時に蝉の鳴き声を聞いた時は怖いどころか「蝉〜?」っと興奮していましたよ。
そうやって娘は蝉のトラウマからも脱出できたのですが、中には本当にこのような昆虫が苦手で外出も出来ない人がいるんです。
実は私の夫も小さい頃一度トンボから噛まれてから、ずっと長い間怖い時期があったと言っています。
だんだん大人になるにつれこのようなトラウマは薄れてきますが、特に蝉はあなたを攻撃するような事は全くありません。
ただ夏の時期をじっと外で鳴き声をたてながら、過ごしているだけなのです。
一年の中でも最もエキサイトしてはしゃぐチャンスが多い夏、毎年襲ってもこない蝉のせいで楽しめないのはもったいないですよ。
ポジティブに気持ちを強く持って、夏を思いっきり楽しく乗り切りましょう。
まとめ
今回は蝉についてお話ししてきました。
・ミンミンゼミ
・アブラゼミ
・クマゼミ
・ツクツクボーシ
・ヒグラシ
などが日本では最もポピュラーな種類でしたね。
そしてテキサスにも「エゾゼミ」がいる事がわかりました。
これからも毎年夏はやって来ます。
蝉はあなたを攻撃はしないので、その事を頭に入れてポジティブにキラキラ輝く夏を満喫しましょう!
あなたが蝉のトラウマから脱出して、1日も早く夏を楽しめる事を願っています。
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