日本は災害大国であり、毎年のように大きな災害が発生していますよね。
2021年も7月には、熱海市で豪雨による地滑りの災害が発生し、亡くなってしまわれた方もいらっしゃいます。
この災害では、盛り土による影響が大きいとも言われてます。
盛り土は、災害の危険性が高く、起きてからでは取り返しがつきません。
自宅近辺が「盛り土ではないか?」の確認方法はあるのでしょうか?
結論から言えば、あります。
ここでは盛り土の簡単な確認方法や、身の回りの災害対策について解説をしていきます。
盛り土の簡単な確認方法
盛り土とは整地の工法の一つです。
山などの斜面に整地を作る際に土を入れることで整地をしていきます。
しかし、盛り土の場合は新たに土を入れるということで、元からあった地盤に隙間を発生させてしまいます。
その結果、強い雨が続くと地滑りを起こす危険性が高く、今夏の熱海の土砂災害もまさに盛り土による影響だと言われています。
やはり事故が実際に起きてしまうと、身の回りで盛り土の場所がないか心配になりますね。
周囲で盛り土の土地があるかどうかは簡単に調べることができ、以下のことが挙げられます。
- 大規模盛土造成地マップを確認する
- ハザードマップを確認する
大規模盛土造成地マップを確認する
盛り土は法律に基づいて行われており、都道府県知事の許可がないと行うことができません。
また盛り土を行ったら、国のガイドラインに基づき、造成地の盛り土の前と後での照らし合わせを行った大規模盛土造成地マップが作られます。
こちらは市町村によってはネットで確認をする事ができますし、自治体に問い合わせを行う事でも確認ができますので、気になるようでしたら確かめてみるようにしましょう。
ハザードマップを確認する
ハザードマップを確認することで、大規模な盛土造成地を確認することができます。
ハザードマップでは、それ以外にも洪水などの危険性も確かめることができ、新たに土地を買ったり家を建てたりする場合には確認が不可欠です。
ハザードマップはネットで確認ができる他、自治体でも配布をしているので確かめるようにしましょう。
このように盛り土かどうかを調べる方法はあります。
ぜひ周囲の土地が盛り土かどうかを確認し、身を守る行動を取ってくださいね。
盛土と切土の見分け方は、こちらをどうぞ
自宅付近の災害危険度の確認と対策
自宅付近の災害危険度を確認する場合には、上記のハザードマップを確認すると良いでしょう。
ハザードマップは盛り土に限らず、洪水や土砂、高潮、津波などの様々な災害を複合的に調べることができます。
そして、ハザードマップを確認するだけでも、しっかりと対策をしなくてはなりません。
その対策としては、以下のことが挙げられます。
- 避難場所の確認
- 防災リュックの準備
- 非常食の準備
避難場所の確認
災害時に備えて家族で話し合うことはとても大切です。
緊急時の集合場所、そして連絡先などを共有する事で、災害にしっかり備えるようにしましょう。
防災リュックの準備
防災リュックも自宅でしっかり準備しておきましょう。
災害時に必要なものをあらかじめ揃えておくことによって、すぐさま移動をすることができます。
携帯ラジオや充電器なども持っておくと助かりますね。
非常食の準備
災害に備えて非常食もしっかり準備しておきましょう。
非常食で5日分ほど用意しておくと安心です。
特に水に関しては、食料だけでなく様々な用途で使うので必ず用意しておきましょう。
非常食を準備すると忘れがちなのが賞味期限です。
せっかく非常食を準備しておいたのに、いざ災害時の際に賞味期限が切れていたなんて事がないように、しっかり期限を把握をしておいてくださいね。
まとめ
盛り土は整地の工法の一つではありますが、地盤に新たに土を持っていくので隙間ができやすいです。
その結果、雨が続くと地滑りが起きやすく危険性も高いです。
周囲で盛り土の場所がないかを確かめるには、大規模盛土造成地マップやハザードマップを確かめると良いです。
ただ、もちろんそれだけでは意味がないので、それを踏まえた上で災害時に備えた準備をしっかりしておきましょう。
そして、災害発生時にはすぐに行動ができるようにしておいて下さいね。
参考:盛土と切土の見分け方は、こちらをご参考下さい。
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