私が子供の時、運動会はちょうど体育の日の頃にありました。
体育の日だから運動会があるんだなぁ、と勝手に思っていたものです。
でも、最近の保育園や幼稚園、学校でも運動会は春に行われる事も多いようです。
実際のところはどうなのでしょうか?
調べていきましょう。
保育園・幼稚園の運動会を実施する時期で多いのは?
保育園や幼稚園では、やはりまだ秋に運動会が行われる事が多いようです。
秋だと秋晴れというように気候が良いのが、一番の理由でしょう。
春は思ったよりも紫外線が強く、皮膚が赤く腫れあがる子も出てくるので、
まだ抵抗力が低い保育園児や幼稚園児の場合は、秋が良いと考えられているようです。
ただ秋は学芸会も待っているので、運動会が終わるとすぐ学芸会の練習や準備にかかるため、すごく忙しい感じがしますね。
ここで面白いデータがあります。
北海道の幼稚園や学校では何十年も前から、春5月〜6月に運動会が行われているそうです。
北海道では梅雨がなく、その時期が一年で一番気候の良いシーズンだからのようです。
小学校の運動会を実施する時期で多いのは?
保育園や幼稚園に比べて小学校になると、春に運動会を実施する学校も増えてきました。
これは学校の行事関係と地域のみなさんの考え方で、違ってくるようです。
春だと涼しく練習ができるのがメリットですし、秋になると大きな学校行事が重なるので、春に済ませておきたいという学校側の意見があります。
例えば秋には学校によっては音楽会やバザーがありますね。
これらの行事と運動会を兼ねてしまうと、親も仕事をなかなか休めなかったり、学校側もバタバタ忙しくなってしまいます。
そして春に新しい学級になったばかりで、まだお友達が出来ていない頃から
みんなで助け合いながらの練習を始めるので、クラスをまとめやすくなるというメリットもあります。
それに最近の秋ではまだまだ残暑が続き、子供が熱射病になるケースも出ています。
もし秋の長雨にかかってしまうと、いつまでたっても運動会が開けないまま冬になる場合も考えられます。
前にも言ったように春は紫外線が強いのと、早めにくる「走り梅雨」の影響で何度も延期になる場合もあるとか。
そうなると子供も親も、ぐったりしてしまいますね。
他には幼稚園児の子供と小学生の子供を持つ親のために、幼稚園は秋に小学校は春に変えられたとも言われています。
そもそも何故運動会があるの?
私は小さい頃から活発で、ずっと学生時代は短距離ランナーをやっていました。
なので運動会は親に、私が速く走れるところを見てもらえるチャンスでウキウキしていました。
ですがやはり私のお友達の中でも運動が嫌いな子もいて、運動会が嫌でたまらず「どうして運動会なんてあるの!」と毎年悩んでいたのも知っています。
運動会を行う学校側の考えには以下のような事が言われています。
「安全な行動や規律ある集団行動の心得。運動を楽しむ態度の育成。体力の向上などに資するような活動。」
ちょっと難しいですが、要するに日頃の練習の結果を学校内の人たちだけではなく、家族や地域の人たちみんなに公開する目的があります。
運動会の練習をみんなで行うことで、お友達と協力し合う事を学び、責任感もついてきます。
その成果をみなさんに見てもらいながら、地域と学校の結びつきを強化していく、という事でしょう。
実際子供の運動会で親御さんたちと知り合いにもなれましたし、時には子供以上に親の方が張り切っている微笑ましい場面も見られますよね。
それに子供の側からしても、いつもは見られない親が走る場面も見られて楽しいひとときが過ごせるのも確かです。
まとめ
小学校高学年になると私立中学への受験などが控えていて、秋にはしたくないという親御さんも多いそうです。
どちらにしてもそこの学校や地域によって、運動会の時期は変わってきますし、
中には春と秋2回も運動会が行われる学校もあるのです。
運動会は楽しいですが、年に2回はちょっと多すぎかなとも思いますね。
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