冬至はカボチャを食べたり、ゆず湯に入ったりと
昔から伝わる行事がありますが、
夏至については特に何かしたりということを
聞いたことがない人が多いと思います。
私自身今まで夏至だから何かしようとか
何かを食べようとか
したことも聞いたこともありません・・・。
でも実は夏至にも知られてないだけで
何か冬至の行事めいたものがあるのかもしれません!
・・・というワケで
夏至に何かすべき行事や
特有の食べ物はあるのかどうか・・・
気になったので調べてみました!
夏至って何する日!?
夏至は一年の中で一番昼が長くて夜が短い日です。
夏至に昔から伝わる行事のようなものは
あるかどうか調べてみましたが、
地域で夏至にちなんで行われる行事はいくつかあったものの、
全国共通でされている(またはされていた)
行事のようなものは特にないようです。
行事とはちょっと違うけど、2000年代頃から
環境保護を謳って行われる「キャンドルナイト」という
電気を使わずキャンドルの火で夜を過ごす運動めいたものが
海外から伝わって、
日本でも夏至と冬至の日に
イベントとして行われているというのはありました。
ただ、日本では環境保護というより
スローライフ的な意味合いでの側面が強いということです。
「一年で一番短い夜(または長い夜)を
キャンドルの明かりでゆったりと過ごそう」
みたいな感じで( ^ω^ )
なぜ夏至と冬至の日に行われるようになったかというと、
夏至と冬至なら世界共通の日だからということみたいです(=゚ω゚)ノ
・・・キャンドルナイト、私は初めて知りました(;・∀・)
夏至って何する日!?特別な食べ物はある!?
夏至に行われる昔ながらの行事は
特にないということでしたが、
夏至に食べるとされているものはあるのでしょうか?
・・・調べてみましたが、これも全国規模で
夏至に食べる風習となっているものはありませんでした(^^;)
でも、夏至の頃に
タコを食べる風習のあるところや、もちを食べるところ、
うどんを食べるところ、サバを食べるところ
など、結構地域によって色々ありました。
でもどれもその地域特有のもので
全国規模での認識ある風習ではないようです。
それぞれを解説すると、
📌タコを食べる
〈大阪〉・・・タコの足のように稲がよく根を張るようにと願う。
📌もちを食べる
〈奈良・和歌山〉・・・もち米と新小麦を合わせて作った小麦餅を
小麦の収穫を手伝ってくれた人に配ったり、
稲の豊作を願って食べる。
〈関東地方〉・・・新小麦で作ったもちを焼いて神に供えて
稲の豊作を願い、
田植えを手伝ってくれた人に振る舞う。
📌うどんを食べる
〈香川〉・・・新小麦でうどんを作り、
麦の借り入れと田植えを終えたことの労をねぎらう。
📌サバを食べる
〈福井〉・・・サバはかつてスタミナ食とされていて、
暑い夏を乗り切るために食べる。
こうしてみると、
夏至の時期が小麦の収穫と田植えの時期が重なることで
それにまつわる風習が多いことが分かりますね。
福井のサバは
土用の丑の日に食べるうなぎのような感じですね( ^ω^ )
まとめ
夏至に行われる行事や特有の食べ物は、
特にない!というのが結論ですが、
新しく行なわれるようになった
キャンドルナイトというイベントがあること、
夏至が小麦の収穫や田植えの時期と重なることから
地域によってはその労をねぎらう意味や
豊作を願いながら特別なものを食べる風習が
存在するということが分かりました!
確かに冬至には色々風習があるのに
夏至にはないというのも不思議な気もしますよね。
やっぱり特別な行事はなかったけど、
収穫したての小麦を使って
田植えを終えたばかりの稲の豊作を願うというのは、
なるほどな~という感じがしました(^^)
ただ、農業に携わっていない人には
あまり縁のない風習かもしれませんね(^^;)
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