夏場、買い物に行くと冷蔵商品によく付いてくる保冷剤。
冷蔵庫で場所を取って困っている人も多いですよね。
その保冷剤が意外なことに再利用できるのを
ご存じでしょうか?
ネットでは保冷剤で検索すると候補に「保冷剤 香水」などと出てきます。
保冷剤は香水に再利用できるのでしょうか?
結論からいうと、人体につけるオードトワレのような香水に再利用する方法は見つかりません。
ですが、保冷剤を再利用して香りを楽しむ方法はあります。
いくつかご紹介していきます。
香りを楽しむ保冷剤の再利用方法3つ紹介
先ほどお話した通り、 肌に直につける香水としての保冷剤の再利用方法はありません。
ですが、お部屋などの空間に香りをまとう
ルームフレグランス(芳香剤)に生まれ変わらせる事は可能です。
ここでは保冷剤を再利用したルームフレグランスの作り方をタイプ別にご紹介していきます。
香水を使った高級感のある香り
ー用意するものー
・香水
・保冷剤
・瓶(ガラス容器)
・レースやオーガンジーなど薄手の布(瓶の口を覆える程度)
・輪ゴム
・割り箸または使い捨てのスプーンなど
常温に戻した保冷剤を容器の半分程度を目安に入れます。
そこに香水を適量入れて、割り箸等でよく混ぜます。
(香水をどれぐらい入れるかで香りの強弱を調整できます)
埃が入らないように布でフタをして完成です。
アロマオイルを使ったリラックスできる香り
ー用意するものー
・アロマオイル
・保冷剤
・瓶
・布
・輪ゴム
・割り箸または使い捨てのスプーンなど
常温に戻した保冷剤を容器の半分程度を目安に入れます。
お好みのアロマオイルを数滴垂らし、割り箸等でよく混ぜます。
アロマオイルは2~3種類ブレンドしても良いですね。
最後に、埃が入らないよう布でフタをして完成です。
柔軟剤を使った優しい香り
ー用意するものー
・柔軟剤
・保冷剤
・瓶
・布
・輪ゴム
・割り箸または使い捨てのスプーンなど
常温に戻した保冷剤を容器の半分程度を目安に入れます。
柔軟剤を適量入れ、割り箸等でよく混ぜます。
最後に、埃が入らないよう布でフタをして輪ゴムで留めて完成です。
おしゃれにアレンジする方法
せっかく手作りするなら、お部屋に合わせておしゃれにアレンジしてみるのもいいですよね。
香りを混ぜるときに、お好きな色の水彩絵の具を微量加えるだけで、好きな色の芳香剤になります。
絵の具が無いときは水性ペンでも出来ます。
保冷剤を入れる前の瓶の底に水性ペンを塗り、保冷剤を入れたらよく混ぜるだけです。
また、出来上がった芳香剤の中や表面に、ビー玉やドライフラワーなどお好きな飾りを飾れば、見ているだけでも楽しい芳香剤になります。
その他、輪ゴムの代わりにリボンや紐など、お好きなもので留めてあげると、おしゃれにアレンジできますね。
工夫次第でいろんなアレンジができるので、ぜひ試してみてください。
保冷剤は人体への影響は本当にない?
まず、保冷剤の中身は何で出来ているのでしょうか?
じつは、保冷剤の中身のほとんどは水です。
保冷時間を長くするため、少量の「高吸水性ポリマー」に、たくさんの水を混ぜてジェル状にしたものが保冷剤の中身です。
そして保冷剤にはいくつかの種類があります。
保冷剤の種類
ソフトタイプとハードタイプ
ビニール製の袋に入ったものがソフトタイプです。
ハードタイプに比べると保冷時間は短くなりますが、軽くて持ち運びしやすいというメリットがあります。
ハードタイプはプラスチック製の容器に入ったものをいいます。
長時間の保冷に向いているため、アウトドアなどに適しています。
0℃タイプと氷点下タイプ
パッケージに温度等の記載がなければ一般的な保冷剤の0℃タイプです。
お弁当やデザート、生鮮食品などの持ち運びなど、比較的短時間の保冷に適しています。
パッケージに「氷点下」や「-0℃」と記載のあるものは氷点下タイプです。
氷やアイスクリーム、冷凍食品などの持ち運びや、アウトドアなど長時間の保冷が必要な時に活躍します。
人体への影響
過去に製造されていた保冷剤には「エチレングリコール」という、毒性のある成分が使われていた事がありました。
しかし、誤飲事故が続いたため現在では、誤って口に入れても無害な成分の保冷剤がほとんどです。
ですが、保冷剤に使われている「高吸水性ポリマー」には、自重の500~1000倍もの水を溜め込む事ができる力があります。
誤って口にいれてしまうと、体内の水分を吸収してしまう可能性があるため、完全に無害とは言い切れません。
万が一、誤飲してしまった場合は、早めに医師に相談しましょう。
誤飲の場合はたしかに無害とは言えませんが、皮膚についただけなら問題ありません。
その点はご安心ください。
但し、小さなお子様やペットがいる場合などは、皮膚についたところを舐めてしまう可能性があるため、注意が必要です。
芳香剤としてお部屋に置く場合も、小さな子供やペットの手に届かない場所に置くようにしましょう。
まとめ
保冷剤を使った香りの楽しみ方として、ルームフレグランスという方法がありました。
本当に手軽でコストもかかりません。
お好みのアレンジにする時も、100均で買える材料で十分素敵なものができます。
香水を使った芳香剤では、古くなって変質してしまった香水でも大丈夫です。(変なニオイがする物は避けましょう)
肌につけるのは躊躇するものでも、芳香剤なら安心です。
保冷剤再利用のついでに、香水も捨てずに再利用出来れば嬉しいですよね。
いろんなアレンジであなた好みの芳香剤を作ってみてください。
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