おそば大好き人間集まれ〜!
私もおそば大好きで週に3回以上は食べています。
父がおそば大好物だったので、後を受け継いだのかもしれません。
この日本のおそば。
ただ単におそばといっても色々な呼び方がありますよね。
今回はおそばの呼び方とその意味について、
そしておそばの健康効果などもお話ししていきます。
もりそばとかけそば違い
江戸時代の日本では、おそばを一口ずつおつゆにつけながら食べる方法を庶民はとっていました。
その食べ方が面倒くさいと思う人が出てきて、おつゆを直接かけて食べる方法が生まれ、これを「ぶっかけそば」と言うようになりました。
そのぶっかけそばと区別するために、お皿に盛られたおそばを「もりそば」そしてざるに盛られたのを「ざるそば」と呼ぶようになったのです。
その「ぶっかけそば」も「もりそば」も冷たいつゆで食べていたため、寒い冬は熱いおつゆをかけて食べるようになり、おつゆをかける事から「かけそば」と呼ぶようになったのです。
江戸時代の人でも一口ずつ食べるのが面倒だ、とか思うレイジーな人がいたというのが驚きです(笑)
でも、そのお陰でぶっかけそばができたので、物は考えようですね。
そういう私もおそばを食べる時はぶっかけそば!
これだと一つのお皿を洗うだけで済むので、簡単です。
月見そばの名前の由来
私の母が大好きだったのは山の幸がたくさん乗った山菜そばで、弟はトロトロの美味しいとろろが乗ったとろろそば、そして父が好きだったのは月見そばでした。
普通に月見そばは、卵が乗っていればそれでお月さんのようだから「月見そば」と呼んでいるのだろうと思っていました。
でも本当はこんな風に盛り付けるのが、正式な月見そばなのだそうです。
まずは熱々のかけそばに海苔を散らしてこれを夜空に見立てます。
そして、その上に生卵を落として少し白身の部分が色付き白くなるので、それを雲。
そして黄身の部分をやっとお月さんとして、かけそば全体にも夜空に浮かぶ月を描いていくのです。
さすが日本の食はアートですね!
そばの噛まない食べ方
おそば屋さんによって、
「そばは噛んで食べるものだ。噛んでこそそばの味が出てくる。」
という人と
「そばは喉で味わうものだ。噛むなんてとんでもない。」
という人がいるようですね。
日本人は麺類をツルツルすするのが上手な国民です。
アメリカ人におそばやうどんを食べさせてごらんなさい。
フォークでクルクルしたり、頑張ってお箸で食べようとしても、もぐもぐボソボソ見てる方がイライラしてきます(笑)
でもこれで良いんじゃないですか?
その人それぞれでおそばや他の麺類の楽しみ方があるんですから。
噛みたい人は噛めば良いし、噛まずに飲み込みたいならばそれでも良いし。
消化の事を考えると、少しは噛んだ方が良いかなとも思いますが。
おそばの健康効果
私の夫が70代になっていきなりグルテンアレルギーになり、180度今までの食事メニューを考え直さなければならなくなった時に、助けられたのが日本のおそばです。
ほとんどの麺類にグルテンが含まれている中、おそばでも十割そばは、100%そば粉で作られているので安心。
日本からどっさり送ってもらって、みんなで楽しんでいます。
・ビタミンB1とB2
ビタミン類やミネラルが豊富なおそば。
ビタミンB類は、疲労回復を助けてくれる作用があり皮膚を健康に保つ役目もあります。
なのでおそばはお肌を美しく保つのにも、一役かっているのです。
・ルチン
ルチンは血液をサラサラにして血圧を下げる働きがあります。
以前日本でもある血圧の高い女性が毎日昼食をおそばに変えただけで、
約一ヶ月後血圧の値が正常になったという番組があったくらい。
・食物繊維
ご存知のように食物繊維を摂取すると腸内環境を整え快便を促してくれるので、結果的にダイエットにも繋がります。
・マンガン
おそばにはミネラルであるマンガンが豊富に含まれています。
マンガンは糖質や脂質の代謝を助け、コレステロールの値を低くし糖尿病にも効果があると言われています。
また抗酸化作用もあることから、関節の痛みを和らげ女性の生理痛の緩和にも役立ちます。
そして肺の動きを助け、呼吸器の働きを良くします。
他にも骨に栄養を与えるため、骨粗鬆症の予防にもなると言われています。
マンガンの抗酸化作用から、身体全体を健康に保ち食物繊維との相乗効果で健康的なダイエットができるのです。
アメリカでも大人気!
アメリカで有名なシェフ「レイチェル.レイ」がヘルシーな日本のおそばをポン酢で食べるレシピをテレビで紹介してからは、アメリカでもダイエットフードとして一躍有名になりました。
それまではどこのデパートにも置いてなかったのに、地元のスーパーにも出回るようになり、私も助かっています。
でも、あまりの人気に売り切れも続出している現状です。
このように日本のおそばも、いよいよ世界デビューしたようです!
まとめ
日本のおそばは元々冷たいおつゆにつけながら食べていたようですね。
それを面倒に思った人たちが、おつゆをかけて食べだしたので「ぶっかけそば」が生まれ、
熱いつゆをかけるのを「かけそば」と呼ぶようになりました。
そしてぶっかけそばと区別するために、お皿に盛られた「もりそば」とザルに盛られた「ざるそば」ができたのです。
月見そばにだって、海苔を夜空に見立て卵の白身が雲、黄身が月を表す日本のアーティスティックな気質が見えてきましたね。
今後おそばを食べる時は、そんな日本人の芸術的な心遣いも有り難くいただきたいものです。
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