保冷剤。
どのご家庭にもひとつは必ずあるのではないでしょうか?
この保冷剤、特に夏場は冷蔵品を買うとよくついてくるので、どんどん溜まっていきますよね。
何かの時に使うかも?
そう思って取っておくけど、意外と使わないものです。
冷蔵庫に入ってるけど場所を取るし捨てようかしら?
そう思った人もちょっと待ってください!
じつはこの保冷剤、掃除に使えるんです!
保冷剤というのは「水」と「高吸水性ポリマー」という材料からできています。
高吸水性ポリマーは、自重の1000倍もの水を吸収するという特性をもっており、紙おむつなどに使われています。
高吸水性ポリマーはジェル状ですが、このジェルは水分をたくさん抱え込んだ粒子でできています。
粒子の表面は凸凹しているため、スクラブのような働きをして、汚れをかき出してくれる優れもの。
まさにお掃除向けなんです。
これを使わずに捨てるのはもったいない!
そんな保冷剤を使ったお掃除を、これからいくつかご紹介します。
掃除に使える保冷剤の再利用方法5つ紹介
これから保冷剤を使ったお掃除をいくつかご紹介しますが、その前に!
保冷剤をお掃除に使うにあたって絶対にしてはいけないことがあります!
それは、水で流すこと!!!
排水溝に流すと詰まってしまうことがあります!
また、海洋汚染にもなりますので、絶対に水で流さないように注意してください!
蛇口・シャワーヘッドのお掃除
―用意するものー
・いらない布2枚
保冷剤は常温に戻しておきます。
保冷剤の角を一か所、はさみで切ります。
一枚の布に保冷剤の中身を適量出し、蛇口またはシャワーヘッドを磨きます。
磨き終わったら、もう一枚の乾いた布で保冷剤を拭き取って完了です。(水で流さないこと!!)
浴室の鏡のうろこ取り
―用意するものー
・いらない布2枚
蛇口・シャワーヘッドの時と同じように、常温に戻しておいた保冷剤の角をはさみで切り、一枚の布に保冷剤の中身を出します。
乾いている状態の鏡を、保冷剤のついた布で擦って磨き、うろこを落とします。
きれいになったら、もう1枚の布で拭き取ります(水で流さないこと)。
シンクのお掃除
―用意するものー
・いらなくなったスポンジ
・いらない布またはキッチンペーパー
常温に戻した保冷剤をスポンジに適量出し、シンクを磨きます。
汚れが落ちたら、いらない布やキッチンペーパーで保冷剤を拭き取って完了です。(水で流さないこと)。
その他、下記のお掃除にも使えます。
・室内窓ガラス
やり方は蛇口・シャワーヘッド、鏡のお掃除と同じですので参考にしてください。
保冷剤を使ったお掃除は、主に水まわりのお掃除になります。
場所柄、つい水で流してしまいたくなりますが、くれぐれも流すことのないようご注意ください。
お掃除にいらない布を使用するのは、お掃除後に布を洗うことができないからです。(水で流せないため)
お掃除後、保冷剤が付着した不要な布は、お住まいの自治体の分別方法に従って処分するようにしてください。
まとめ
保冷剤には汚れをきれいにするだけでなく、消臭効果もあるため、お掃除した場所にこびりついた臭いも一緒に取ってくれるのが嬉しいですね。
この消臭効果を利用して、保冷剤をお好みの容器に入れて置いておくだけで消臭剤としてもお使いいただけます。
捨てるはずだった保冷剤がこんなにも便利なものだったとは、筆者も意外でした。
これを使わないのはもったいないですよね。
シンク用、鏡用など、それぞれの場所に合わせた洗剤やスポンジなどをわざわざ買わなくても、身近なもので汚れも臭いも落とせるなんて嬉しい限りです。
これからは水まわりのお掃除に、どんどん使っていきたいと思います。
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